犬は納豆を食べていい?
納豆(なっとう)
食べられる
大豆のたんぱく質と食物繊維に、発酵で生まれるビタミンK2が加わる食材です。
100gあたり 184kcal
どういう食材?
大豆を納豆菌で発酵させた食材です。100gあたりたんぱく質16.5g、食物繊維9.5g、鉄3.3mg、マグネシウム100mg含まれています。
納豆で特徴的なのがビタミンK2(メナキノン-7)で、納豆菌が作ります。ビタミンKは血液を固める働きに欠かせない栄養素で、骨に関わるたんぱく質の働きにも必要です。
ネバネバのもとは、納豆菌が作るポリグルタミン酸という成分です。人では、ポリグルタミン酸の多い納豆をごはんと食べると食後の血糖値の上がり方が小さかったという試験があり、マウスでは腸の菌の顔ぶれが変わったという研究があります(いずれも農研機構)。犬で調べた研究はありません。
大豆には、消化を邪魔する成分や、主なアレルギーの元になるたんぱく質(グリシニン・β-コングリシニン)が含まれます。これらは納豆菌の仲間による発酵で減ることが、家畜の飼料の研究で知られています。ただし、犬で消化やアレルギーが良くなったことを確かめた研究はありません。
与え方
付属のタレとカラシは使いません(タレには塩分や糖分が、カラシには強い辛みがあるため)。粒が大きい場合は刻むか、ひきわりを使います。大豆はアレルギーを起こすことのある食材で、犬の食物アレルギーの報告でも名前が挙がります(原因の食材が報告された297頭のうち18頭・6%)。初めて使う時は少量から始めて反応を見て、かゆみ・吐く・下痢などが出たらやめて、かかりつけの先生に相談します。ワルファリンなど、ビタミンKの働きを抑えるタイプの血を固まりにくくする薬を飲んでいる子は、かかりつけの先生と相談します。
こんなケアを考えている時に
腸内環境・便のケア — 発酵によってできる成分を含む食材です。
栄養成分
納豆 (100gあたり・生)
日本食品標準成分表(八訂)増補2023
| エネルギー | 184 kcal |
|---|---|
| たんぱく質 | 16.5 g |
| 脂質 | 10 g |
| 炭水化物 | 12.1 g |
| カルシウム | 90 mg |
| リン | 190 mg |
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| 食物繊維 | 9.5 g |
|---|---|
| 水分 | 59.5 g |
| ナトリウム | 2 mg |
| カリウム | 660 mg |
| マグネシウム | 100 mg |
| 鉄 | 3.3 mg |
| 亜鉛 | 1.9 mg |
| 銅 | 0.61 mg |
| ヨウ素 | 0 µg |
| セレン | 16 µg |
| マンガン | 1.39 mg |
| ビタミンA | 0 µg |
| ビタミンD | 0 µg |
| ビタミンE | 0.5 mg |
| ビタミンB1 | 0.07 mg |
| ビタミンB12 | 0 µg |
| ビタミンC | 0 mg |
| EPA | 0 mg |
| DHA | 0 mg |
| α-リノレン酸 | 670 mg |
食養生の考え方では
食養生では「温性」に分類されています。体をおだやかに温める性質とされ、体が冷えやすい時に向く食材です。
(食養生は、毎日のごはんで体を整えるという昔からの知恵です。栄養成分の数字とあわせて、食材選びのヒントのひとつにしてみてください)
