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犬に貝をあげる時

貝で気をつけたいことは、加熱すれば防げるものと、加熱しても防げないものに分かれます。「火を通したから全部大丈夫」とは限らないので、ここは分けて見ていきます。

加熱で消えるもの① ビタミンB1を分解する酵素(チアミナーゼ)

あさり・しじみ・ムール貝などの二枚貝には、ビタミンB1(チアミン)を分解するチアミナーゼという酵素を持つものがあります。生の魚と同じで、この酵素は加熱すると働かなくなります

ただし、冷凍してもチアミナーゼは働いたままです。凍らせた貝を解凍して生で使う場合は、生のまま使うのと同じです。

たまに少量なら大きな問題になりにくいのですが、生の貝や生の魚が毎日のように続くと、ビタミンB1が足りなくなることが知られています。

(カキは、貝の中でもチアミナーゼを持たない側として扱われています。ただし下の細菌の話は当てはまります)

加熱で消えるもの② 細菌

貝は、海水や砂の中の水を取り込みながら暮らしています。そのため、生のままでは細菌が残っている可能性があります。これは、中心までしっかり火を通すことで防げます

BT-Throbの食材ノートで貝を「要加熱」にしているのは、チアミナーゼと細菌、この2つが理由です。

加熱では消えないもの 貝毒

二枚貝は、海の中のプランクトンから毒をため込むことがあります。これが貝毒です。日本で問題になるのは、麻痺性貝毒と下痢性貝毒です。

貝毒は熱に強く、加熱しても弱くなりません。つまり、貝毒については「火を通したから大丈夫」とはいえません。

日本では、生産海域を監視し、規制値を超えた貝は出荷しない仕組みがあります。そのため、貝毒を避けるなら、市販されている貝を選ぶのがいちばん確実です。

潮干狩りなどで自分で採った貝は、この監視の外にあります。地域の貝毒情報は、都道府県が公開しています。

(貝毒の性質と出荷規制の仕組みは、農林水産省・厚生労働省の公開情報にもとづいています)

BT-Throbのスタンス

貝は、しっかり火を通して使うのが基本です。そして、貝毒のことまで考えると、市販されているものを選ぶのが安心です。

BT-Throbでは、この2つを前提に食材情報をまとめています。

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